軽量鉄骨造のハウスメーカーの家は改修できない?

ハウスメーカーの家は改修できないのか。私設計事務所は設計をしているとよくこのような意見をいただきます。〇〇ハウスの家なので構造的に取れない壁がある。だからリフォームには向いていない。また勝手にリフォームするとメーカーの保証が受けられないなどなど様々な制約があるなど聞きます。さらに築20年以上経った建物でリフォームはしたいけど、メーカーからリフォームができないと言われたなどの話もいただきます。確かに保証などの件はとても重要なポイントであるため、保証を大事に考えている人にとってはメーカーとのお付き合いを考えて永くより良い関係で住むことをお勧めいたします。しかし場合によっては、リフォーム部門が忙しくて対応できないので、相談に乗ってもらえませんかなどお話しいただくこともあります。建物である以上、構造的な部分はもちろん変更する事は容易ではありません。しかし、構造的なポイントさえ抑えれば、リフォームは可能です。
ここで近年、リフォームにおける建築確認申請において重要な改正がありました。ただのリフォームだからといって、これまでのように自由にできるわけではなくなりました。以下にポイントを上げます。
①主要構造部の過半数以上を修繕又は改修する事。
②その階における階段の下半数以上を修繕または改修する事。
大きくこの2点を留意して、リフォームに取り組むことになります。そして、軽量鉄骨造においては、主要な構造を変更する事はお勧めできません、それは構造計算をやり変える前提で検討しなければならなく、メーカーでの設計やまたはメーカーに依頼しない場合は、構造計算費用が設計費用にプラスされます。費用対効果としてお勧めできないケースの方が多いでしょう。
しかし、階段をかけ替える事は、リフォームにおいて通常よくあることです。ここがポイントです。階段をやり直すと建築確認申請が必要になりました。そうなれば、しっかりとした設計を計画した上で法適合をしたリフォームを心がけなければなりません。これまでのようにリフォーム業者がしっかりとした図面もなく工事する事は出来なくなりました。そのため工事に入るまでの建物の事前チェックや図面の整理などが重要になってきます。もし、そのような建物のリフォームをお考えでありましたら、一度設計事務所など図面の描ける業者へお声掛け必要と思います。

ここからが告知
トラス・アーキテクト株式会社では設計スタッフ及び広報活動やレンタルスペース事業のスタッフを募集します。できればCADができれば優遇しますが、未経験者でもOKです。重視する事はわくわくや楽しいことそしてチャレンジ精神があること。また細かいことや集中することが大好きで、臨機応変な対応ができる人。あんまりじっとするのが好きではないがおしゃべりをしたり人を楽しませたりすることが大好きな人。そんな人を募集しています。
フルタイムではなくても全然OKですパートタイムも歓迎します。1日に働ける時間が少なくてもOK。
詳細はトラス・アーキテクトホームページまで

 

 

 

さらに告知

また12月19日(金)から21日(日)まで トラス・アーキテクト10周年建築作品展を 天文館図書館4F展示スペースにて実施予定。

木元 達也

一級建築士設計事務所
トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
TEL:099-295-0014
E-mail:info@truss-a.jp
公式LINE:@742cwmgj
Instagram : https://www.instagram.com/truss_architect/