
CONCEPT
地域に開かれた、ひとつの余白をつくる。
それは単なるスポーツの為の施設ではなく、外構と植栽によって街へゆるやかににじみ出す「公園のような場」である。
競技する人だけの場所ではない。
歩く人、立ち止まる人、眺める人。
それぞれの距離感で関われる空間を目指した。
本来であれば、収益性を優先する選択肢もあった敷地である。それでもこの場所を地域にひらくという意思が、このプロジェクトの出発点となった。
企業と街、そのあいだに新しい関係を結ぶこと。それが本計画の根底にあるテーマである。
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STORY
バスケットボールは、
何度も地面に叩きつけられながら前へ進むスポーツである。
対岸に建つ内村建設の社屋から放たれた一つのボール。そのボールが敷地の中で何度も跳ねる。
その軌跡は、アスファルトに描かれた一本のアプローチとしてかたちを得た。
直線に伸びるその先は、上町の象徴的な場所でもある南州神社の方向へと静かに向かっている。
偶然ではなく、地域へと視線をつなぐために引かれた軸線である。
成功だけでなく、失敗や挫折も含めて前へ進む。その反復の先に、ひとつのゴールが生まれた。
スポーツも、仕事も、人生も、跳ね返されることで次の一歩が生まれる。
ここに集う人々が、それぞれのボールを跳ねさせる。
その音が重なり合い、この場所はやがて街の風景となる。
地域と企業、そして人の動きが交差する結節点として、このスポーツ空間がある。
【工事種別】 ランドスケーププランニング 外構工事
【用 途】 バスケットコート
【構造規模】 対象敷地:537.40㎡ コート面積194.85㎡
【竣 工】 2025年12月
【意匠設計】 トラス・アーキテクト株式会社
【施 工】 内村建設株式会社
【造 園】 Weru Landscape
【什 器】 株式会社メタルワーカー
【サ イ ン】 有限会社輝広
【写 真】 写真:Hiroki Izohata/ tassuya kimoto
KANMACHI Hoop park インスタグラム
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