鹿児島市名山町。ここは戦後の長屋が連なっており昭和の香りがする風情のある街並みである。長屋であるために一つ一つの建物が約10坪ほどととても現在の住宅で想像すれば小さい作りになっている。10坪というと6m×6mで36㎡であるのでそれよりも少し小さいサイズである。しかし、基本的には木造2階建て(+小屋裏)で20坪あればいい方で、もう少し小さきものもある。しかも隣同士連なっているので音が隣同士漏れる事や、地震や災害の時に一緒に被害を受ける事もあるし、一緒に連なっているおかげで守る事にもなる。そんな長屋街の少し外周部分には車が通る道路が作られ、その部分は商業的価値も生まれ、容積率を上げて3階建て以上のコンクリート造の建物になる事が多い。そしてそのあたりが現在では主要な道路沿いとなり、交通量もある事から発展しやすい。そのような立地にある今回の建物の用途は珈琲焙煎所の飲食スペースを兼ねた店舗。まさに名山らしいサイズの店舗であり、焙煎工場の機能も名山にぴったりな風景を作ってくれると思う。
木元
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