私には夢があります。
それは、建築の設計を通じて地域をより良くすることです。「地域を良くする」とは、単に便利な建物をつくることではなく、地球環境への配慮を前提に、人々の暮らしを豊かにし、誇りを持って住めるまちをつくることだと考えています。
そして、その中でも私が重要視しているのは、公共工事やまちづくり、さらには観光への貢献です。特に公共工事は、地域に大きな影響を与える仕事です。公共性が強く問われる分野であり、環境や人の生活を無視した形で進めてはならないと強く感じています。
しかし、現実には私たちのような小さな設計事務所が、プロポーザルや指名入札といった公共事業に参加するには高いハードルがあります。最大の壁は「実績要件」です。過去の実績がなければ、参加資格すら得られず、能力や想いだけでは届かない世界があります。
こうした課題を乗り越えるため、私は会社を成長させたいと考えています。
体制を整え、信頼を獲得し、実績を積むことで、地域に貢献できる本質的な建築に携わるチャンスを広げていきたいのです。
さらに、私たちは観光への取り組みにも力を入れていきたいと考えています。観光とは単なる集客ではなく、「地域の魅力を外に発信すること」そのものです。建築や空間づくりを通じて、地域資源や文化、風景を活かし、訪れる人に感動を与える場をつくることも、設計者としての大切な役割だと思っています。
環境への配慮、人の豊かさ、そして地域の魅力の発信。この3つを柱に、私たちはこれからも挑戦を続け、地域に根ざした持続可能なまちづくりを実現していきます。
そのために、どんなに小さな仕事でも、大きな仕事でも、一つひとつを丁寧に取り組み、実績となるように積み重ね、多くの人に感動を与えていきたいと考えています。