”夏は成長と共に木陰をつくり暑さをやわらげ、冬は燦燦と日が差し込む様、落ち葉が落ち、それは台地の肥料になり、次の生命をはぐくむ。” 建築設計の根底のある思想は「自然であること」。建築は人が作り出す人工物であり、用途があります。たとえば雨風をしのぐためのものであったり、外敵から守る為のものであったり、さらに人が集まるとそこに思想が生まれ、心の支えになる為のモニュメントであったり、権威の象徴として作られてきました。私たちが生きる現代ではこれまで不安の材料であった天変地異や不可解な現象、宇宙や生命についてなどほとんど解明されてきました。しかし、理解できない事象があるとすれば、なぜ人は「成長」を求めるのか、「成功」に執着心をもつのかという事です。自然の風景を見ていると実は自然こそが常に「成長」をしてさらに「成長」が終わったとしてもその他の生物や植物へ肥料となり生態系の「成長」は続いています。私たちも実はその一部であり、「自然であること」とは持続可能な世界にとって重要な事であり、それに反するからこそ自然からの反発を受ける事があります。
「自然であること」をものづくりの根底の思想に意識しています。
木元
一級建築士設計事務所
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