林業から建築へ

先日、木推協主催の建築見学会のスタッフとして参加させて頂きました。

内容は建築技術者を目指す高等技術専門校の生徒さんを林業から建築現場、そして完成後の建物を見学するもの。
林業では、実際の杉の伐採について見学。

昔は人がチェーンソーをにて木を伐採していたが、ここでは海外の重機を使用して作業している。人の手による作業はどうしても危険が伴う上、作業においても職人の経験や技術が必要になる。重機を使用しても技術は技術は必要だが、安全性は待ったく違う。しかも作業性はものすごくよい。
しかしもちろん初期費用がかなり掛かる。この先端部分の機械だけで上質な住宅が建つほどだという。
そして先端部分の機械以外は国産のバックホーであるという。改造車だ。(笑)

プレカット工場では、工場操業20年ほどらしいが、創業当時はまだまだプレカットは浸透しておらず着工数の数パーセントであったようだ。しかし、現在はもちろんほとんど95%以上はプレカットではないだろうか。その上、SE工法や2×4工法など多様な工法も増えてきている。

以前は、大工さんが自分の自宅の一角に工場として加工場を持っていた。そして建て方まで1週間ほどかけて手刻みで仕口加工をしていた。
それがプレカットに変わった。時間はなんと8時間で完了するらしい。もちろんそれまでに図面をデータ化して機械に送るのだが。

また2階建ての木造住宅の工事現場の見学やツーバイフォー工法による木造3階建ての建物の見学もあり、高等技術専門校の生徒さんはこちらの方が興味深々であった。