韓国 全羅北道イクサン市 日本建築家協会にて交流訪問2

JIA日本建築家協会にて韓国を訪問しました。ここは全羅北道イクサン市。このあたりにもかつては日本人も多く住んでいました。建築の様式は同じように見えますが、微妙に違いが多いのもの面白い特徴です。軒先の鼻隠しはなく、また垂木は四角でなく丸材であり、軒先を出来るだけ伸ばしているのは気候風土が日本と近く同じように夏の日射を防ぎ、雨を防ぎ外壁を守る工夫であるとの事。レンガについても日本のでもみられる笠木部分の斜めに配置したレンガ、これにより笠木を伸ばし、外壁を守る工夫がされている。装飾の幾何学的な線の組み合わせはやはり韓国独特のものであり中国のそれにも似て非なるものである。この建物は1900年ごろにこのあたりでは有数の富豪の住宅で今でも韓屋の文化財として残っており、維持管理されている。男屋と女屋に分かれていたのはほんの100年ほど前まではそうだったかと思うと文明や文化・風習というもの変化の大きいものと実感させられた。

 

以下 ↓ webからの説明を引用

韓屋は、韓国の気候や文化に適応した独特の建築様式を持つ家屋です。特に「男屋(ナムバン)」は、男性が使用する部屋を指します。

韓屋の特徴としては、以下の点が挙げられます:

  1. オンドル:韓国独自の床暖房システムで、冬でも暖かく過ごせます。
  2. 板の間:夏は涼しく過ごせるように設計されています。
  3. 自然素材:木や土、韓紙(ハンジ)などの自然素材を使用しています。

韓屋は、身分や性別によって部屋が分かれており、男屋は主に男性が使用する部屋です。例えば、サランバン(사랑방)は男性が客を迎えるための部屋で、アンバン(안방)は女性が使用する部屋です

木元

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